ターゲットを物色

集合住宅の留守宅を狙って空き巣を繰り返していた犯人が検挙された。
この犯人は当時建設会社に勤務しており、仕事中に留守宅などを物色してカーナビに住所を登録しておき、夜になって再びやってきて犯行におよんでいたとのことだ。

外回りの仕事中で建築会社であればうろうろちしていてもなんらかの言い訳をたてることはできそうだ。
四年間にわたってこのようなことを続けており、被害総額は約2900万円ということだから、それまでずっと犯行がうまくいっていたのだろう。
ターゲットをカーナビに登録しておくというのも泥棒の新しいわざというべきかもしれない。
事前に下見をしておいてあとから犯行に及ぶというのも空き巣の常套手段である。

ターゲットに選ばれる家というのはなんらかの共通点があったのであろう。
一番のポイントは留守にしているということだろう。夜に帰ってきても意味が無いのでしばらく不在にしているような様子がわかる、例えば郵便物がたまっていたり、洗濯物が干しっぱなしだったりする家を狙っていたのだろう。

また、犯人は防犯システムのこともチェックしていたのかもしれない。
防犯カメラが設置されているかどうか、性能のいい鍵を使っているか、ドアに補助錠はついているか、窓は施錠されているか・・・などといった点は泥棒のチェックポイントになる。

泥棒に狙われないようなポイントを増やし、隙のない家にすることが防犯において重要である。